シマアメンボ 長翅型と無翅型
シマアメンボは流れのある細流などに棲む流水性のアメンボです。このアメンボは成虫でも翅がない無翅型がほとんどなのですが、秋には少数の長翅型が出現します。この翅は飾りではなくて、ちゃんと飛翔することができます。飛んで逃げられたことがありますので・・orz

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通常の無翅型シマアメンボ


長翅型が出るとはいっても、無翅型に比べるとその割合はかなり少ないのが普通です。しかし、上流のかなり急峻な細流ででシマアメンボを掬ったら、4個体網に入ったうちの3個体が長翅型でした。

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長翅型シマアメンボ。前胸背の形状もシャープに変形!


むむ・・まさかこの流域では長翅型が優先してるのだろうか?
しかし、数十メートルしか離れていない本川では40個体以上掬っても長翅型は1個体だけしか混じりません。さっきのは運が良かっただけなのでしょうか・・?

ここである考えが頭に浮かびました。翅を持たない通常のシマアメンボにとって、落差の激しい細流の上部は到達することがきっと困難なハズです。しかし、空を飛べる長翅型なら話は別なんジャマイカ。と。

それを確かめようと、別の急峻な細流を上っていくことにしました。採れる個体をチェックしていくと・・。

長翅・・・無翅・・・無翅・・・長翅・・・長翅。。。

むむむ・・明らかに本川とは割合が違うようです。
偶然かもしれませんが、この結果はちょっと面白いと感じました。
もうそろそろシマアメンボも水域から姿を消す頃ですので、長翅型を見てみたいというマニアックな方はお早めに。
  
コメント(4)昆虫 水生カメムシ類
ライファー3種ゲット!
新潟から戻ってきました。
今回の出張で、初見となる野鳥を3種もゲットすることができました。
マガンサカツラガントラフズクです。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、いい思い出になりました。

ところで、バードウォッチャーは生まれて初めて見る野鳥のことを「ライファー」なんて呼んだりします。

「ライファーですか?」
「ライファーです!」

鳥屋さんと会話するときは僕もよく使うのですが、語源や理由はよくわりません・・(?_?)
  
コメント(0)雑記
紀伊半島のオオセンチコガネ
奈良は言うに及ばずですが、隣の三重県でも、山林内にはとにかく鹿が多数生息しています。林内を歩いていると、「ピィッ!」っという警戒音を出して走り去っていく後ろ姿を何度となく見かけました。食害のためか林内には下草がほとんどありません。林内には当然シカの落し物も無数にあり、それを目当てにやってくる昆虫も多く生息しています。とくに色彩が派手で個体数も多いオオセンチコガネは暗い林床においてよく目に付きます。関東で見られるオオセンチコガネは赤紫色の個体ばかりなのですが、奈良県を中心とした紀伊半島では「ルリセンチ」と呼ばれる青緑色をした個体が多く見られるようになります。

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ため糞ごとき即座に分解!原形はありませんが、落とし主はタヌキかな・・?

以前、奈良と三重の県境付近の山を歩いたときは、青緑色の「ルリセンチ」ばかりだったのですが、今回は半島の隅のほうだったためか、青緑色〜黒色に近い個体、赤紫色の個体までカラーバリエーションが豊富でした。


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青ーい!ぴかぴかです。

  
コメント(2)昆虫 コウチュウ目
疲れました・・
23日から三重県に出張していました。
今日は疲れがどっと出て、一日中ダウンです。

Prefuse 73 - Half Of What
http://www.youtube.com/watch_popup?v=QPOvcTq3ufU
Prefuse73はスコット・ヘレンがいくつも使い分けている名義のうちで最も有名なものの一つです。田舎暮らしでスロウライフを良しとする僕ですが、都会的な冷たさに対してはある種憧れにも似た感情があります。

Crystal Castles - Air War (PicturePlane Remix)
http://www.youtube.com/watch_popup?v=MoUDFnxfeGQ
Crystal Castlesはカナダの男女二人組み。
オリジナルより、ようつべで見つけたこちらのリミクスのほうがカッコイイです。


明日から新潟へ行ってきます。

  
コメント(0)雑記
ヒヨドリ
スズメやムクドリ以上にどこにでもいるし、「ピーヨ、ピーヨ」やかましいし、庭の果樹は食い荒らすし、飛んでいるスギカミキリを捕まえようと目で追っていたら横からフライングキャッチして持って行っちゃうし、とにかくそんな奴ですが、写真に撮ると思いのほか美しい鳥です。
15.jpg

僕の好みですが、アンダー気味の寒々しい絵によく合う気がします。
雪でもちらついていたらもっといいだろうなー・・。

  
コメント(2)生物 野鳥
ヘビの昼食
ニホンアカガエルをじっと狙うシマヘビ。
ヘビ嫌いの人は注意です!
30.jpg
続きはWebで(笑


続きを読む...
  
コメント(0)生物 両生・爬虫類
ダルマガムシ類とその生息環境
水生甲虫と呼ばれるグループには、ゲンゴロウ以外にもさまざまな種類がいます。今回は、その中でもマイナーなグループと思われるダルマガムシの仲間をご紹介しようと思います。

ダルマガムシの仲間は、いずれも体長1〜2ミリほどの小さな甲虫です。名前からすると、ガムシの仲間のように思えますが、最近の研究ではガムシよりもハネカクシに近い仲間ということがわかってきたようです。

ダルマガムシの仲間が最も簡単に見つけられるのは、岩がごろごろした渓流のような環境です。

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セスジダルマガムシ属の多く見られた環境



ところどころ、石が水面から突き出ているのが見えると思いますが、そのような石の濡れた部分には、ハセガワダルマガムシやホンシュウセスジダルマガムシなどのセスジダルマガムシ属が多く見られます。セスジダルマガムシ属は日当たりのよい場所に多く見られ、薄暗い環境ではあまり見られません。ダルマガムシ属の一部も同様の環境で得られますが、こちらは逆に薄暗い環境で得られることが多い気がします。

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ホンシュウセスジダルマガムシ


ゴマ粒のように小さく動きも緩慢なので、目を皿のようにして探します。

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目を皿のようにして探す!


一方、湧水付近のミドロ系藻類の中を探すとセスジダルマガムシが見られます。

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セスジダルマガムシの生息環境。奥のほうが濁っているのはyanaがかき回したからです・・。


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セスジダルマガムシ


湿地や沼などの止水環境には、ダルマガムシ属のミヤタケダルマガムシやミジンダルマガムシ属のミジンダルマガムシなどが生息しています。こちらは水際を手でかき回すようにすると浮いてくることが多いですが、非常に微小なため発見はなかなか困難です。


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ミヤタケダルマガムシの生息する沼



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ミヤタケダルマガムシ


このほかにも、特殊な環境として海の岩礁にクロコブセスジダルマガムシなどが生息していますが、岩礁に棲む種類はまだ採集したことがなく、ご紹介できるほどの知見を持っていません。

渓流の岩にへばりついているダルマガムシを、指先でなぞるようにして採集するのはなかなか楽しいものです。興味がある方は探してみてください。

  
コメント(2)昆虫 水生甲虫
山に穴
山中でなにやら怪しすぎる穴を発見しました。

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ゴゴゴゴゴ・・・・


入り口の幅約2m、高さ約1.2mくらいの穴です。


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ゴゴゴゴゴゴ・・・


入り口から奥を撮った写真です。
坑道跡なんでしょうか?人工的な感じがします。下には浅く水がたまっており、小規模な落盤跡も見えます。5mほど先から右にゆるくカーブしており、その奥はよくわかりません。当然中は真っ暗なのでフラッシュを焚いたのですが、光に驚いてか、奥からコウモリの「キキキキ!」という声が聞こえてきました。

(こ、コウモリ!いいな!)

一人で入洞するのは無謀すぎるため、数枚写真を撮ってその場を後にしました。

  
コメント(2)雑記
トダセスジゲンゴロウ
トダセスジゲンゴロウの産地を見に行ってきました。
トダセスジゲンゴロウは、増水と渇水を繰り返す不安定な環境に棲む小さなゲンゴロウです。セスジゲンゴロウの仲間は外見での識別が困難な種類が多いのですが、トダに限っては他に似た模様の種類はいません。
先日の台風の影響を受けていないか心配でしたが、場所によっては一網でこれくらい入りました。
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やっつけでごめんなさい

とりあえずの備忘録。

  
コメント(4)昆虫 水生甲虫
ヒタキ科じゃないんだ・・
小鳥が草葉の陰をちょろちょろ飛び回っています。
んーと・・こいつは・・。
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どちら様?


とりあえず、しばし息を潜めて待つことにしました。



・・・・・。




21.jpg
寄って来ました

ノビタキのように見えますが・・・まだ若いんでしょうか?
図鑑で確認してみると、ノビタキの「♀第1回冬羽」というやつによく似ています。このとき初めて気づいたんですが、ノビタキってヒタキ科じゃなくてツグミ科だったんですね。しばらくして、再び茂みの奥へ飛び去っていきました。

  
コメント(2)生物 野鳥
アマツバメ
今朝は台風一過の快晴でした。庭に出て空を見上げると、高空を飛ぶアマツバメの群れが見えました。そこで急いでカメラを用意してシャッターを切ったのですが・・。

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空の写真を撮っていたら、隅の方に変な影が写ってました!


なんか・・・とても残念な感じになりました。。。

ところで、アマツバメはアマツバメ目・アマツバメ科に属する鳥で、スズメ目・ツバメ科に属するツバメとは目レベルで分類が異なります。アマツバメは、まさに飛ぶために生まれてきたようなイキモノで、1日中休むことなく飛び続けるといわれています。睡眠すらも飛びながら行うという徹底ぶりで、営巣期に巣にいるとき以外はずっと飛び続けるのだそうです。

と、いきなり1羽が低空に出現。
高速で飛び回るアマツバメに、再びカメラを向けたのですが・・。

20.jpg
空の写真を撮っていたら、隅の方に(略


やっぱり捉えきれませんでしたヽ(*´∀`*)ノ
ボケボケです・・。
  
コメント(0)生物 野鳥
どうも楽しくないので
Alice
http://www.youtube.com/watch?v=jt7AF2RCMhg&feature=related


White Magic
http://www.youtube.com/watch?v=NOIfG4oqI2s&feature=related

今日はもう寝ます。

  
コメント(0)雑記
茨城県の海岸で採集された外洋性ウミアメンボについて
外国の話は分かりませんが、日本人に最もなじみが深く、目に付きやすい水生昆虫の一つはアメンボではないでしょうか?老若男女、アメンボの名前を知らない人はいないほど、一般にもよく知られた超メジャー(人気があるという意味ではない・・・orz)な昆虫です。

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全国津々浦々、市街地から山間部まで広く見られるヒメアメンボ。

ところが、人の目に最も付きにくい昆虫の一つもまたアメンボなのです。
ヒメアメンボのように陸水で暮らす種類がいる一方、一部の種類は海上にまで進出しました。いわゆるウミアメンボと呼ばれるグループで、さらに沿岸性の種類と外洋性の種類がいます。とくに外洋性ウミアメンボ類は、”最も遠洋にまで進出した昆虫”などと呼ばれ、陸の見えない大海のど真ん中で暮らす、とんでもない変わりダネなのです。
つまり、正攻法で外洋性ウミアメンボを採集しようと思ったら、遠洋を行く船にプランクトンネットでも引いて貰うしかない、というワケです。

しかし、ごく稀にですが、陸にいながら彼らを採集するチャンスがあります。台風などによって、海が大荒れになると、荒波と強風に吹き寄せられたウミアメンボたちが海岸に打ち上げられることがあるのです。

以下、2005年9月26日、台風17号が通過した翌日に茨城県の海岸で採集された外洋性ウミアメンボの記録です。
その日はまだ、強風が海から陸に向かって吹きつけており、波打ち際には「波の花」と呼ばれる石鹸の泡状の生成物が吹き寄せられていました。波の花は、海中の植物性プランクトンの粘液が荒波にもまれて泡状になったものだそうです。

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波の花。石鹸の泡のように見えますが服に付くとべっとり汚れます。

ウミアメンボはその泡に絡め取られる様にして打ち上げられていました。

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最も遠洋にまで進出した昆虫_その1


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外洋を手に入れた唯一の昆虫_その2


これまでに日本から記録のある外洋性ウミアメンボは、センタウミアメンボ、コガタウミアメンボ、ツヤウミアメンボの3種です。このときは、同日同所で3種類とも一度に採集することができました。これは本当に輪をかけてラッキーなことでした。ちなみに漂着した個体は半数がすでに死亡、残りの半数が虫の息(←昆虫に使うと違和感がありますね・・)でした。採集個体の内訳は、センタ31♂25♀、コガタ5♂7♀、ツヤ4♂2♀、センタと思われる幼虫4個体です。

13.jpg
センタウミアメンボ(左:♂、右:♀)
国内分布:伊豆諸島、紀伊半島沖、太平洋、東シナ海、日本海



12.jpg
コガタウミアメンボ(左:♂、右:♀)
国内分布:日本海、太平洋、東シナ海



14.jpg
ツヤウミアメンボ(左:♂、右:♀)
国内分布:太平洋


この年以降、台風の通過後は可能な限り海岸に出かけて観察を行っていますが、まだ追加が得られたことはありません。観察を続けていくうちに、もしかすると打ち上がる条件の一つに、ウミアメンボの動きを奪う波の花の発生があるのではないか?と考えるようになりました。その答えは、次の漂着を待つしかありませんが、大量漂着したとき以降、波の花の発生も見ていないのです。

外洋性ウミアメンボの海岸での採集例については、盛口満さんの「ゲッチョ昆虫記―新種はこうして見つけよう」にも詳しく書かれています。ウミアメンボ以外にも面白いエピソードがいろいろ載っているので、興味のある方は一度手にとって見てはいかがでしょうか。
外洋性ウミアメンボについて、その本の一節にこう書かれています。

「これを採ってなんぼですよ、虫屋は。これ採れないと死ねないですよ」
盛口満 著「ゲッチョ昆虫記―新種はこうして見つけよう」 より引用

・・なるほど。もう安心して死ねるって事ですね!

ちなみにカミキリ屋さんはアオキクスイを採ると死ぬそうですw

  
コメント(2)昆虫 水生カメムシ類
無題
水生昆虫屋のyanaです。
今日からブログを始めることにしました。

         
       ('A`)   ザブザブ
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